2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

千野香織について

先日、ウィキペディアで千野香織を編集して「自殺」と書いておいた。案の定しばらくたって見たら消されていた。公式発表は心不全だが、自殺であることは学界周知の事実である。私はキリスト教徒ではないし、別に自殺を罪だと思っていないし、日本人の多くが…

「学者学」という奇妙な領域 

http://www.pipeclub-jpn.org/column/column_01_detail_06_03.html 更新しました。 −−−−−−−−−−−−−−−−− 1988年に「NICS」が「NIES」に変わったというのも、二十年近く前のことだし、若い人は知らないだろう。前者はNewly Industrializing Countriesの略で、二…

ヤマザキ、天皇を撃て!

毎日新聞の「雑誌を読む」というのは、朝日の「論壇時評」に相当するものだろう。今月の執筆者は野島加藤陽子先生。別に国立大学法人だって、旧姓を通称として使っている女性学者は多いのに、執拗に野島(加藤)陽子と記し続ける意味が分からない。 見出しは…

小倉千加子はレズビアンである

嘘つきウィキペディアの「小倉千加子」の項を見たら、略歴以外何も書いていない。履歴を見たら「レズビアンであることが分かるがカムアウトしていない」とあったのが「要出典」となった上削除されていた。 いや、レズビアンです。 そう書いたら名誉毀損にな…

滝川政次郎教授の

(活字化のため削除) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 昨日はあったはずの、ヨコタ村上孝之『性のプロトコル』の私のレビューが消えている。どういうことか。「バカ学者」とあったのがガイドラインに抵触したのか。しかしアマゾンは、かつて私が自著のレビューの削除…

わが愛しの怪獣映画

昨日の『風林火山』、冒頭のナレーションで、晴信が「名実ともに、戦国大名として、自信を深めつつあった」と言っていた。なんか日本語が変…。 あの謙信、いいなあ。 『フラガール』を観てあきれた。またこれかよ! この路線かよ! それでキネ旬ベストワンで…

長らく更新されていなかったヨコタ村上孝之のウェブサイトだが、今年四月に、私への反論らしきものがアップされていた。http://www.lang.osaka-u.ac.jp/~murakami/misc-J.htm http://www.geocities.jp/larionyokotamurakami/misc-J.htm http://www.lang.osak…

合意なくして妊娠?

信州大学教育学部の准教授35歳が、女子院生と複数回の関係をもって妊娠させ、セクハラとして訴えられ、懲戒免職になったという。まあ、だいたい名前は分かっている。もっともその名前で画像検索したら、宮台真司の岳父の顔が出てきたのは笑った。 しかし、合…

「逆ギレ」の濫用

最近、「逆ギレ」という言葉が濫用されている。まあ、といっても「逆ギレ」自体が流行語なのだが、これは本来、AがBを叱責したりしている時に、当初は、すみません、などと低姿勢だったBが「なんでそこまで言われなきゃならないんだ」と怒り出すといった状況…

ホットカーペットの怖さ

一昨年、電磁波測定器を買ってあちこち調べてみたら、携帯電話やパソコンはさほどでもなかった。電子レンジは今さら言うまでもないが、ホットカーペットの電磁波のすごさには驚いた。以後、ホットカーペットは使っていない。 このことは、明らかに隠蔽されて…

加賀野井秀一センセの奇妙な反論

呉智英先生の新刊『健全なる精神』をさっそく買ってきて読んだら、中央大学教授・加賀野井秀一センセ(呉さんの表記)の『日本語を叱る!』で「すべからく」が誤用されている、と呉さんが産経新聞の「断」で書いたら加賀野井センセが反論してきた、とあるの…

「D」の謎

糸圭秀実の「歴史修正主義の基本構造」(『批評空間、第三期第一号、『JUNKの逆襲』所収)の冒頭で、柳美里「石に泳ぐ魚」裁判を論じて、裁判もへずに抹殺された文学作品はほかにもある、と書いているが、そこであげられているのは杉山清一「特殊部落」、今…

別に恨みはないが・・・

たまたま見つけたのだが、http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/italianista/vani/asso2000_1.htm わしの左手に土居さんがいる(はじめの発表者の土肥さんとは別人。最近は仲谷さんともいう)。わしの発表の次が彼女なのだ。土居満寿美は(この「ますみ」という名前…

冷淡な傍観者

先日、特急サンダーバード内での強姦事件について柳田邦男を批判して、フランスで起きた暴行の傍観事件を紹介したが、これは狂言だったとあとで分かったと指摘を受けて消した。 しかし、複数の人から教えられて少し調べたら、この種の傍観事件というのはいく…

久木尚志、動く

極悪人、久木尚志より、はてなダイアリー経由で、名誉毀損であるから削除せよと言ってきた。事実であり私は被害者であるから、名誉毀損など成立しない。久木宛に以下のメールを出しておいた。久木よ はてなダイアリーから名誉毀損だとの知らせを受けたが、事…

田中優子『藝者と遊び』を読む

時あたかも横山泰三が死んだ。かつて朝日新聞に長く連載された一コママンガ「社会戯評」は、少なくとも1970年代からは面白くも何ともなく、ただ社会ネタをマンガに図案化しただけのもので、呉智英先生から罵倒されていた。椎名誠も言っていたように記憶する。…

なぜ急ぐ・・・?

定時のニュースを見ると、年金がどうしたとかで、問い合わせに殺到する人々の姿が映し出される。 なぜ、急ぐ? 別に一ヵ月後、少し落ち着いてから行ったって、手遅れになるとか、そういう種類のものではない。早く安心したいというのは分かるが、たとえば受…

久木尚志の父

先般来追求している稀代の悪人・久木尚志だが、情報提供者によると、父親も大学教授だったという。高校時代は、そんなことはおくびにも出さなかった。さて、それは誰か。 [訃報]久木幸男さん 79歳 死去=横浜国立大名誉教授・日本教育史 2004.2.07 地方…

「週刊文春」違和感記事

「週刊文春」に、「美人東大院生怪死 両親が涙の訴え「娘は殺された」」という記事があった。何しろ私は女子東大院生マニア・・・ではない、美人東大院生とくると気になるたちだから、立ち読みしたら、どうも違和感があるので、買ってきて仔細に検討した。 …

銀座口八丁手八丁(小説)

武田泰淳の短篇に「未来の淫女」というのがあることは、知る人ぞ知るところだ。これは全集には収録されておらず、ために単行本『未来の淫女』は古書で高値がついているのだが、実は古い文庫版『異形の者』に続編とともに収録されており、私はこれを入手して…

「辞典」と「事典」

『芥川龍之介新辞典』(関口安義編、翰林書房, 2003)という本がある。私は当初、これを「事典」だと思い、検索して見つけられなかった。なぜ「辞典」なのか。関口安義は、現在芥川研究の第一人者である。そしてそれ以前に、『芥川龍之介事典』を編集刊行し…

謎の「教科書」

たまたま見つけたのだが、 http://www4.kokugakuin.ac.jp/syllabus2007.nsf/1dffb8e30522fa7e49256e5d0007b791/3bf7194f3dc48243492572a4003e5673?OpenDocument教科書 鈴木一策著『マルクスとハムレット』(藤原書店) とあるが、そんな本は、どこを探しても…

「最期」の誤用、「禁煙ファシズム」の初出

最近、「最期」という語の誤用をよく見かける。まあ「さいき」と読んだり、「最後」の間違いだと思ったりするのは論外だが、これは「人の死に際」という意味である。「彼はこうして最期を迎えた」は、いい。しかし、「サルトルの最期の日々は」とやったら、…

憎まれっ子世にはばかる

最近、訃報が多い。しかし「ああ、こいつやっと死んだか」というような訃報はないものである。死んで欲しくない人、別にさほどの害を与えているとも思えない人に限って死ぬ。これは過去にさかのぼってもそうである。誰だって最後は死ぬのだから、一人くらい…

フィルムとヴィデオ

映像作品を、フィルムに録るのとヴィデオに録るのと、二つ方式があるのに気づいていない人がいる。普通に考えれば、映画はフィルムである。ヴィデオはフィルムとは全然違う。だが、テレビ番組を観ていて、時代劇などの色調と、NHKのドラマの色調が違うこ…

「糞雑誌」(宮崎哲弥)の『AERA』に、佐藤優への反論を寄稿させてくれと言っておいたら、デスクの叔母竹とかいう男から猫なで声の気持ち悪い電話がかかってきて「それはですね、週刊金曜日に載ったということですので、週刊金曜日で…」などと言うから、「週…

禁煙ファシズムとは最も遠かった毎日新聞だが、今日の朝刊はひどい。二面の囲み記事で、中村秀明なる経済部の記者が、筑紫哲也に復帰後、タバコの危険を語って欲しいと禁煙運動家らが待望していると書いている。 筑紫氏は七十を超えている。それくらいの年に…