2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧
久しぶりの新書です。 著書訂正 ・44P「番作が犬の与四郎の首を切り落とす」→「信乃が切り落とす」 *52P「堅苦しく律儀な貢献時代」→「封建時代」 *56P「土遁の術」→「火遁の術」 *65p「マクベス」→「ハムレット」 ・113P、「京都からの帰路、犬江親兵衛が…
まるで非論理的 2点 著者は数学のほうで業績をあげた人だが変人でもあり、戦後はおかしな宗教に入ったり日本民族論をやったりして、小林秀雄との対談が評判がよく、あれこれ随筆を書いて、これは毎日出版文化賞をとっている。一時忘れられていたが、ドラマ化…
桑原武夫と鶴見俊輔らが「思想の科学」で1949年ころから15年くらいかけてやった協同研究。国民文学とも言われるが大衆小説であったり戦時中に天皇崇拝を広めたりした吉川英治の研究。最初の読者アンケートで、武蔵自身はあまり人気がないのを掘り下げていな…
大学生の時、私が滝野川にある、東大生が教えるというふれこみの家庭塾で教えていたことは前にも触れたが、そういえば学年的には私の後輩の男のことを思い出した。文系か理系かも忘れたが、ひどく軽薄な感じの、お笑い芸人みたいな顔をした男で、授業のあと…
私が行っていた海城高校ではいじめが横行していたことは「ミゼラブルハイスクール一九七八」に書いたが、二年生の時の副担任だったか、小太りの数学教師が時々朝の時間にやってきて何か話していった。この人はときどき、一年か二年前の生徒で、仲のいい七人…
私の「悲望」だったか、大学院時代を描いた小説に、「後輩の男が『よく(酒も飲まずに)生きてられるね』と言った」というような箇所があった。編集者がここを「られますね」と直したので、いや、そういう言葉遣いを後輩でもするやつだったんですよ、と言っ…
昨日の日記で、2000年以降つまり21世紀には様子が変わったことを示唆しておいた。実際、日本の大河ドラマのような歴史ドラマは、西洋、トルコ、東アジアなどで盛んに作られるようになった。日本のような歴史小説、つまり実在の人物を主人公にした小説がどの…
「立ち読みの歴史」を読んで、日本文化の猥雑な部分に触れていたら良かったと思った。本文中、西洋には立ち読みがないという過去の日本人の証言に触れて、ないことはない、としているが、実は西洋の新刊書店というのは、日本のそれとは雰囲気が違って、ひど…
小谷野敦 5つ星のうち3.0 想定の範囲を出ない。 2025年6月2日に日本でレビュー済み ちょっとこの本は前宣伝が激しくて、それから見ると特に想定外のことの書いてない本だった。普通に出版文化史の、ちょっと変わった角度から見たものと思えばいいのだろう。…
1954年に、戦後日本の短編小説11編をグレース・スズキが英訳した『ウキヨ』という翻訳短編集が出ていたようだ。 Revenge / Mishima Yukio(三島由紀夫) The only one / Nakamoto Takako(中本たか子) One world / Serizawa Kojiro(芹沢光治良) Black out…
2024年度の小谷野賞は、 戸川純「狂女、純情す」(『文學界』2024年8月)および同誌9月号の著者インタビュー に決定しました。どこかで単行本にしてくれることを祈りつつ。