2014-01-01から1年間の記事一覧
読売新聞の懸賞小説は川口さんが調べ上げてくれたけれども、 http://pelebo.la.coocan.jp/prizes/novel/ymss.htm これに先だって単発で小説公募があった。1946年末締め切りで、47年1月に、川端康成、大佛次郎が選考。山本有三も加わるはずだったが目が悪く辞…
25日にNHKでやった、パニック障害を扱ったらしいドラマ『途中下車』を観たが、失望した。パニック障害はただの看板に過ぎず、イクメン志向っぽい家族愛ドラマの生ぬるいものでしかなかった。 だいたい、40歳のモーレツサラリーマンで妻が原田知世とかいうリ…
http://bunka-sinbun.jp/news-article/2012/07/95.html 95歳で理事長、という記事のあとに、大正六年(1913年)生まれとある。大正六年は1917年で、それでも合わないのである。国会図書館で見ると1919年生まれなのでそっちが正しいんではないか。
武藤康史が『考える人』に、国会図書館デジタル化についての見開きエッセイを書いている。武藤は自宅ではパソコンを使わない人で、パソコンがどういう形をしているのかも知らないと言っていたが、国会で使っているのだからそれは嘘だろう。 ところでその中に…
NHK-BSプレミアムでやっていた有川浩原作の「キャロリング」を途中から観ていた。『新撰組!』以来みたことがなかった優香がいい顔になっていて、ほぼそれが目当てだったが、最終回で涙ぐんでしまった。もう34歳なのかあ。昔はいかにもグラビアアイドル風だ…
著書訂正 『評論家入門』44p、 「演繹法(インダクション)と帰納法(ディダクション)」とありますがこれは逆です。 - トルストイの『アンナ・カレーニナ』の冒頭には、「幸福な家庭はみな似ているが、不幸な家庭はさまざまに不幸である」という有名な一…
「遊星より愛をこめて」に触れると円谷から資料が提供されないと書いたら、『実相寺昭雄研究読本』(洋泉社)は触れていると言われたので見てみた。確かに見開き二ページ、触れた文章はあるが、円谷を批判していないし、佐々木守の「弱者の抗議はすべて正し…
「越谷音頭」は昭和30年頃の作で、私が子供のころ、盆踊りでよく流れていた。私はまだ母が元気なころ、越谷市役所まで行ってカセットを借りて来たことがあった。 中に「ほんに越谷住みよいところ」とあるのだが、「ほんに」って関西ことばではないのか。いい…
綿矢りさの『インストール』がなぜかネット上に全文あるんだが。 http://spazioinwind.libero.it/egvocyrh/install/index.html いいのか河出? ところでこのヒロインは綿矢本人と同年で、字が読めるようになってすぐ『赤ちゃんどこからくるの?』という絵本…
いやーまいったまいった。注つけ仕事をしていて、「社会評論社の神」というのがあったから、ん? と思ったら、「神(じん)」という姓なのである。さて下の名は、とググったが出ない。有吉佐和子の夫が神だったからそっちを調べたがない。分からんなあ、と少…
変なウィキペディア 「風立ちぬ」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E7%AB%8B%E3%81%A1%E3%81%AC_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC) 「作品評価」の冒頭から宮下奈都が出てくるとか、趣味で編集しているとしか思えない。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%…
旭天鵬が40歳で幕内最年長力士の記録を作ったが、高見山が38歳くらいの1982年、私が大学一年の時、「朝日新聞」に「現役最高齢力士」と書いてあった。その当時、40歳の牧本英輔が幕下にいたから、私は朝日新聞に電話して書いた記者を呼び出して訂正した。「…
オールひらがなという筆名がある。カタカナのもある。いつごろ始まったのだろうと考えると、サトウ・ハチローあたりが始めて、戦後、カナモジ会の人、左翼の人、児童文学者や漫画家が多く使うようになったようだ。 そこで一覧を掲げてみる。生年と、かな筆名…
結城昌治の『夜の終る時』(1962年、推理作家協会賞)を双葉文庫で読んでいたら、「ソープセンター」という奇妙な語が出て来た。そのあと「ソープランド」が出て来たから、さては書き替えたなと、1970年の角川文庫版で見たら「トルコセンター」であった。こ…
変なウィキペディア 悪魔のような女 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AA%E5%A5%B3 ボワロー=ナルスジャックの原作であることが書いてない。
http://1000ya.isis.ne.jp/1287.html 菊池寛なんだがやたら長い。「恩讐の彼方に」の「に」がとれているのはいいとして、「入れ札」が一か所「引き札」になっているからすごい。 菊池の作品を三分の一も読んだとしたらそれはすごい。どれくらいあるか計算し…
竹山道雄の『続ヨーロッパの旅』(1959)に、妙によく引用される一節がある。竹山がフランスの大勢の食卓についたら、血だらけの豚の頭が出て来たので、こういうのは、とためらっていると、若い娘が、「あら、神様は人間に食べられるように豚や牛をおつくり…
http://www.eiganokuni.com/kimata/64-4.html なるほどー、と思う一方で、何が根拠で「むねかたきょうだい」なのかが分からない。大佛の原作の新潮文庫版奥付には「むなかたしまい」とルビが振ってあり、国会図書館ももちろんこれを使っている。「な」と「ね…
小川和也の『儒学殺人事件 堀田正俊と徳川綱吉』(講談社)がサントリー学芸賞(社会・風俗部門)をとったので、読んでみた。堀田は、家綱時代には老中で、家綱に継嗣がないことから、宮将軍を迎えようとした大老・酒井忠清と対立、家綱の遺言で弟の綱吉が将…
1945年夏の敗戦について、当時子供だった人の多くが、「大人は昨日と違うことを言った。信用できないと思った」と書いているのだが、私にはどうもこれが理解できない。間違っていました、というのだからいいではないか。間違っていたと認めずに押し通すより…
先日ようつべで伊丹万作の「赤西蠣太」を観たのだが確か前にも観ていて、改めて名作だと思った。志賀直哉の原作については、町田栄という人が、「朝日新聞」82年10月14日夕刊で、ネタ本は講談「伊達騒動(角書)蒲倉仁兵衛(かばのくらにへえ)」『文藝倶楽…
中島義道の『東大助手物語』は何だか売れているようだが、内容は『孤独について』(文春新書)に書いたことに、妻と実家の軋轢などを入れ込んだもので、目新しいのは東大から帝京技術科学大学へ移る時の騒動くらいである。なお人物一部仮名なので、小説扱い…
フランク・キャプラの『素晴らしき哉、人生!』は、阪大でそのシナリオを授業に使っていた。映画のシナリオを読んで、つくづくこのスラングだらけのものを聴きとるのは不可能だと思ったものだが、その最後の部分、死にかけた男を天使が連れて行って、自分が…
名刺を整理していたら講談社の石井さんのがあって、携帯番号もあったから、かけてみたら柳美里さんと話が通じて、ブログも修正してもらえた。いやこんな程度のことで訴訟はしないですよ。しかし連絡先がとんと不明だったので困っており、ツイッターでのリプ…
結婚していることが分かった大木聖子先生と家入レオ。 >
遅れたウィキペディア 福嶋亮大 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B6%8B%E4%BA%AE%E5%A4%A7 博士号とったのに書いてない。
訂正 ・竹本綱太夫→綱大夫 ・「忠臣蔵」勘平切腹の段で「一文字屋お才」とありますがお才は歌舞伎のほうで、浄瑠璃では一文字屋才兵衛です。 ・「人形町末広」の説明が新宿末広亭になっています。著書訂正 『日本人のための世界史入門』 216p ルイ17世は処刑…
これは「スタンダールのところもひどいですよ」と通報してきたやつがいたので仕方なくやる。 http://1000ya.isis.ne.jp/0337.html 「フローベールにも関心したが」…何も言うまい。 「処女作『アルマンヌ』もまったく無視された」『アルマンス』な。 それにし…
http://murata-kanpo.seesaa.net/article/408277870.html 『バカのための読書術』にアマゾンレビューを書いていたやつ。「イジケタ国家観」というのはどうせ天皇制のことだろうと思い、『天皇制批判の常識』を読め、とコメントしたら、買ったが埃をかぶって…
http://blog.goo.ne.jp/yu_miri/e/60cdb5b4d6eaea93ba5d85dd07b3e878 柳美里のブログの「デマ」の件だが、「『命』シリーズが売れて一億円は入ったはず」と書いたのは私である。だがこれは「デマ」ではない。私は柳美里の連絡先を知らない(以前の住所は『文…