「糞雑誌」(宮崎哲弥)の『AERA』に、佐藤優への反論を寄稿させてくれと言っておいたら、デスクの叔母竹とかいう男から猫なで声の気持ち悪い電話がかかってきて「それはですね、週刊金曜日に載ったということですので、週刊金曜日で…」などと言うから、「週刊金曜日は載せないと言ってます」と言うと、何のためらいもなく「週刊金曜日で載せないということでこちらで載せるというわけにはいきませんのでどうかご理解を」と言うので「理解しません」と言って電話を切った。

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誰が見たってそうだよね。
 佐藤は、主権回復五十五周年記念大会の「保守」の聴衆を前にした講演では「共和制になるとファシズムに」なんて言ってなかった。単に「皇室伝統を守らなければいけない」と言って拍手を浴びていた。
 佐藤が、共和制では権威と権力が合致するというのは、米国やロシヤのような強権大統領制を想定しているのだろうが、イタリア、ドイツ型の象徴大統領制だってある。首相公選制になると天皇制と矛盾するなどと言っているが、イスラエルでは首相公選制だがほかに大統領がいる。
 まあいくら何でもその程度のことを知らないはずはないから、適当に岩波向けに粉飾して書いただけだろう。
 北杜夫斎藤茂吉伝四部作は大仏次郎賞を受賞したが、岩波の『図書』に連載されたものだ。その第一巻『青年茂吉』は岩波から文庫版で出ているが、中に北が友人から「岩波も最近はひどい本を出しているぞ」と言われ、友人が送ってきたものを見たら本当にひどかった、と書いてある。いいぞどくとるマンボウ