2025-01-01から1年間の記事一覧

四方田犬彦と伊藤比呂美

四方田犬彦の新刊『わたしの神聖なる女友だち』(集英社新書)が図書館に入ったので借りてきた。これは集英社のPR誌『青春と読書』に連載されていたもので、27人の、故人や老若含む「女友だち」をポルトレ式に描いたものだ。昔篠山紀信のヌード写真集で『…

「絶望の裁判所」半分まで読んだ感想

瀬木比呂志という、元裁判所の判事で、明大教授に転じた人が十年前に書いた『絶望の裁判所』(講談社現代新書)が売れているというので図書館から借りてきたが、妙に読みにくく、半分で挫折した。この人は、日本の裁判所は海外に比べてひどいとか、2000年以…

生涯でいちばん不味かった食事

ふと思い出したのだが、大学一年から二年生のころ、私は綾瀬にある塾で教えていて、そこは東大生が教えるというのをウリにしていた。ただし男子だけだった。だがその中に一人だけ、東大生ではない人が、教えている学生の紹介で教えに来ていたらしい。ところ…