2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧
「ウルトラセブン」では、ウルトラ警備隊の隊員がほかは「フルハシ」「アマギ」「ソガ」などと苗字で呼ばれているのに、ダンとアンヌだけ下の名呼びの特別扱いを受けている。「ウルトラマン」でも、ハヤタは苗字呼びだし、「帰ってきたウルトラマン」でも郷…
星3つ - 評価者: 小谷野敦、2025年4月25日1976年から77年まで「読売新聞」に連載された伝奇小説で、78年に死去した柴錬の事実上の遺作である。田沼意次、平賀源内、上田秋成、高山彦九郎ら実在の人物に対し、前天皇の異母兄だという閑院和仁こと禁門影人とい…
そんなに名著か? 2点 2008年に犬吠埼沖で起きた漁船の原因不明の沈没事故を扱っているが、大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞、日本エッセイストクラブ賞と重要な賞を三つもとっているから、どんな名著かと思って読んだら、「潜水艦では…
ジュリアン・バンダの『知識人の裏切り』の1990年の翻訳(未来社)のあとがきに、役者・宇京頼三による、これは戦前に『知識人の反逆』として翻訳が出ていると驚きをこめて書かれており、しかし訳者の木田稔というのがどういう人か分からないとある。これは…
「現代音楽のごとし」2点 この人の小説は散文詩のようで、とにかく読みにくく、何が起きているのか、筋が何なのかも分からない。さながら音楽でいう「現代音楽」みたいである。芥川賞に続いて芸術選奨新人賞をとっているし、賞賛している識者もいるが、私に…
星5つ - 評価者: 小谷野敦、2025年4月12日作者の訃報に接したので、1976年田村俊子賞受賞のこの短編集を読んでみた。1968年『農民文学』に発表した「春の終り」は農民文学賞を受賞しており、その後「ある屈折」「地下足袋」「奪う者」「焼く」「黄の花」と、…
年末ころ、「大河ドラマ」という言葉の由来について、「チコちゃんに叱られる」というNHKの番組で紹介したいのでというメールが制作会社から来た。はじめはズームで打ち合わせをするという話だったので話していたら、いきなり「(私のビデオ出演は)なしにな…