2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

新刊です

ウルトラマンがいた時代 (ベスト新書) (新書) / 小谷野敦/著ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 新書 > その他ショップ: CD&DVD NEOWING価格: 823円訂正 p17「水沢アキ」→「榊原るみ」 p20「円盤を見た!」→「円盤が来た!」 p21「ジョンスト…

中戸川吉二作品集作者: 志村有弘,盛厚三出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2013/06/17メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る オウム真理教事件の時、『SPA!』が宅八郎によるオウム記事を載せ、小林よしのりが怒って『SPA!』を去るにい…

『コミック雑誌なんかいらない』という映画で、豊田商事の社長が殺された事件をモデルにして、内田裕也が殺されたあとから中へ入って行って出てきて、ただ傍観していたジャーナリストたちに、「I can't speak your fucking Japanese」と言うのが、最初に観た…

私が予備校生のころ、「みんなのうた」でやっていた。歌と画面の妙なちぐはぐさと青臭さがいい。

14年目の解決2

『もてない男』に『グレート・ギャツビー』のことを書いて、デイジーと再会したギャツビーは幻滅し、と書いたら、もう七年ほど前になろうか、幻滅などしていないと、からんできた誰とも知れない者があった。私は、いろいろ調べて、幻滅しているようでもあり…

http://d.hatena.ne.jp/emiyosiki/20130623/p2 なんか返答らしいのだが、ただの一般人だと思っていたら、著書のある人だった。恵美嘉樹というらしいが知らなかった。しかも男女二人組で、恵美と嘉樹であるらしい。 何を言ってるのかよくは分からないが、「天…

14年目の解決

『もてない男』で土居寛之(1913-90)のことを書いた。立花隆(1940- )が仏文科で教わったフランス文学者で、当時は東大教養学部教授、50歳くらいだったろう。アミエルを訳していて、アミエルは四十歳近くまで童貞だったというので、立花が、「男が四十近く…

歴史中二病

先日、本郷和人さんに、「東大史料編纂所の史料だけ使って日本史を書いてください」と言っていたのがいて、そんなことができるはずはなく本郷さんもそう答えていたが、私は、典型的な「歴史中二病」だなと思ったのである。 はじめ、人は、歴史の本に書いてあ…

ミャンマーについて

新潮社気付けで角岡伸彦氏から手紙が来て、『世界史入門』を読んだが、ミャンマーをビルマとする点について違う意見もあるとだけあり、著作のコピーが二枚分入っていた。山口洋一と寺井融の『アウン・サン・スー・チーはミャンマーを救えるか?』という本の…

『金田一春彦著作集 別巻』に載っている金田一自筆年譜が実に面白い。春彦の母はわがままであまりいい人ではなく、春彦は嫌っていたらしい。それで二十歳ころ、三上久子という未亡人宅に下宿して、久子を母がわりにしていたらしく、のちに12歳年下の久子の娘…

NHKの美人アナウンサーだった山田亜紀という人がいた。1994年に「芸能花舞台」で渡辺保が司会をしていた時に、フィールドに出て話していた。少し口を曲げて話す人だったが、いつしか消えてしまった。 さて、この女性、私は山田吾一の娘だと人から聞いた。…

ディケンズの面白くない作品について

私はディケンズの『荒涼館』を傑作だと言っているのだが、世間で今も、日本でも読まれているらしい『二都物語』と『大いなる遺産』が私は苦手で、どこがいいのか分からないのである。長いのが多いので読んでないのも多いのだが、『オリヴァー・トウィスト』…

橘木俊詔って人は、学者じゃなくて大学ステマ請負人としか思えない。『東京大学 エリート養成機関の盛衰』は結局東大のステマだし、『学歴入門』は国際教養大のステマ。中身のなさには驚かされる。 - 井上靖は美術にも詳しいということで、戦後出た美術全集…

「日本文学館」という出版社について、ここは嘘をついて結局自費出版になる、と書いてあるブログがあったが、嘘はよくないとして、この人は自費出版以外で自分のものが出ると思っていたのかという疑問がある。 - 私は武田泰淳の、生き方はいいと思うのだが、…

中山茂の『ある科学史家の自伝』を拾い読みしたのだが、下女のいるような裕福な家庭に育ったというのと、東大では不遇でも出版界やマスコミではけっこう優遇されていたし交友もあったと知り、少し同情心が薄れた。 というか、そのへんあまり自意識がないよう…

『週刊文春』に中村うさぎさんが裁判敗訴について書いていたが、控訴するらしい。 私はもちろんうさぎさんの味方である。だが、なぜ負けたかも分かる。原告はうさぎさんの本で自分のことが書かれたのを喜んでブログにも書き、宣伝活動をしたが、版元に「モデ…

http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20130602 この件続き。小島憲之は『日本上代文学と中国文学』中巻(1964)、971-979pに「山上憶良の述作」を載せ、そこで陶淵明、および「貧家賦」の影響を論じ、「天平時代の世間の貧窮の有様はこの問答の中に余すとこ…

現代思想、扱ってません。

http://blog.livedoor.jp/makorin2001/archives/51967906.html インターネットのおかげでこの世にはずいぶん誤解があることが分かったが、それを修正するのもネットである。 「柄谷が今現代思想の連載をはじめたということで小谷野はじめ意見が出てるようで…

坪内祐三が「毎日新聞」で、山口昌男は『中央公論』と縁の深い書き手だったのに、追悼文も載らなかったし、『本の神話学』も復刊しないと文句を言っている。復刊はこれからあるかもしれないが、そもそも山口は「知の遠近法」を連載していて、天皇制を扱った…

『文學界』の「新人小説月評」で田中弥生が「新潮では」「群像からは」などと『』「」なしで雑誌名を書いているがこれはいいことである。昔は「新潮昭和五十年六月に載った」といった表記をしたのだが、近ごろは表記統一がうるさすぎる。 勉誠出版から『中戸…

齋藤慎爾の『周五郎伝』を入手した。『寂聴伝』は、瀬戸内寂聴がはっきり書いていないことをはっきり書いていて良かったが、まだ全部は読んでいない。で『周五郎伝』もパラパラ見て、実はあまり感心していない。山本周五郎が直木賞を辞退した件で、山本があ…

ウィキペディアの管啓次郎の項目が気になる。大言壮語的に見えるのだが、引用してあるため、コードに引っかかっていない。つまりウィキペディアの基準では、誰かが褒めているのを引用しておけば、それは客観的事実ということになるのだが、それが「お仲間」…

父親って誰?

斉藤利彦『近世上方歌舞伎と堺』(思文閣出版)のあとがきに、家族への謝辞があり、「学術書のあとがきに家族への謝辞など不要との考え方は承知しているが」と断ってある。さてそこで「筆者の歌舞伎研究の原点は四十有余年、歌舞伎の世界に生きた父の背中で…

貧窮問答歌の論

『万葉集』巻の五は、漢籍の影響の濃い一巻で、そこに山上憶良の「貧窮問答歌」が収められている。憶良は全体に漢籍の素養が強く、これは遣唐使として唐へ渡り、多くの漢籍を見たからとされているが、戦前、土屋文明は、憶良は渡来人ではないかという説を唱…

江藤淳の岳父

『川端康成伝』(中央公論新社)を書いていて、江藤淳がかなり川端を嫌っていたことを知った。同じ鎌倉に住んでいて、江藤は先輩への礼儀として著書が出ると送っていたが、川端は筆まめな人だから、そのたびに礼状をよこしたが、江藤はいっぺんも返事などを…