文学とは何か――現代批評理論への招待(下) (岩波文庫) イーグルトン」アマゾンレビュー


イーグルトンはポストモダンを批判しているのだぞ
星1つ 、2021/09/01
この一点は、文庫版への訳者大橋洋一のあとがきに対するものである。大橋は、文学理論の正しさを言い、これを否定するものを保守派守旧派と罵っているが、中で「ジャック・ラカンデリダを引用できない者は文学研究者と見なされないようになった」と書いている。しかしイーグルトンはポストモダンを批判しているし、ソーカル事件についてはあまり言いたくないがポモが過去の遺物となった時点でこんなことを言うのはおかしいだろう。現にその大橋が「新文学入門」なんて本しか単著を出せない翻訳業者ではないか。