『居場所もなかった』を酷評した荒川洋治はなぜ「無事」か

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 しかし加藤典洋、「失敗作」と言いつつ綿矢りさにはヤサシイこと。女に甘いのは中年大学教授の通例かね。時評家にとりあげさせる、ってお前が取り上げてるんだろう。他の連中がとりあげるのも「綿矢りさだから」なのは分かりきっているのに、白々しい。最後の「文藝」以外でも書いて欲しいというのは、何やら意味不明である。だって他の文藝雑誌が書かせるとは限らないのだから、この言は、「群像」で書いてくれと言ったが断られたので、「群像」の意を体して加藤が書いた、とでも邪推するしかないではないか。