2016-03-23から1日間の記事一覧

フィガロと茂兵衛

「凍雲篩雪」 私は『谷崎潤一郎伝』以来、文学者などの伝記を書くのを一種のメインの仕事にしているのだが、どうも文学研究の世界では、伝記というのは研究の本筋から外れるものだという雰囲気がある。これは何なのだろうか。私と同期の加藤百合さんが修士論…