中島義道の『東大助手物語』は何だか売れているようだが、内容は『孤独について』(文春新書)に書いたことに、妻と実家の軋轢などを入れ込んだもので、目新しいのは東大から帝京技術科学大学へ移る時の騒動くらいである。なお人物一部仮名なので、小説扱いかと思ったが、そうではないらしい。人名は、苗字の一字を共通にする通例である。人物対照表を掲げておく。
・糟谷教授ー谷嶋喬四郎
・尾高学科長ー長尾龍一
・塚本教授ー城塚登
・上野原助教授ー折原浩
・高槻ー高幣秀知
・卜部・文学部教授ー坂部恵
・法政大の窪田教授ー浜田義文
・山形大の平沼ー平田俊博
・東北学院大の芦川ー石川文康
・法政大の倉島ー長倉誠一
・法政大の野呂ー牧野英二
・上智大の橋本ー大橋容一郎
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http://homepage3.nifty.com/fujikawa/a024.html
なにが「ギッチョンチョン」だよ、俺は夜這いがなかったなんて言ってない。賛美するなと言っているだけだボケ。
(小谷野敦)