jun-jun1965.hatenablog.com 以上の記事について、作曲家・ピアニストの野田憲太郎氏より以下のとおりご教示いただきました。
>西洋音楽の和声学の術語で説明すると、ドッペルドミナントが出てきて、ドミナント
が出てきて、トニックで終わるというテクニックです。それが「さあ太陽を呼んでこい
」の「キマった感じ」ではないでしょうか?
>
>「ジャイアントロボ
>ソング」にもドッペルドミナントからドミナント、そのあとトニックの進行が使用さ
れております。どうやら、この種のコード進行が1960年代の教育音楽には流用されてい
たようです。
>
>ドッペルドミナントが出てきて、ドミナントが出てきて、トニックで終わるネタは、
ミヒャエル・ハイドンがグレゴリオ聖歌に和声付けを行った際のテクニックだと言われ
ております。以前図解音楽事典:
>dtv-Atlas zur Musikで読んだことがあります。しかし、一音づつでやるのではなく、
一小節あるいは二拍かけてやる点が、違います。
>
>「行くぞ!ライオン丸」のコード進行はドッペルドミナントからサブドミナントに移
ってドミナントですので、前の二者とはやや違います。
>
>この種のコード進行にあった歌詞が、たまたま選ばれていたということではないでし
ょうか?昭和の時代はコード進行が単純で、日本語の抑揚が反映しやすかったのです。
南米の商業音楽が、スペイン語やポルトガル語の抑揚のため、どうやってもスリーコー
ドから出られないというのと似ています。