『カラマーゾフの妹』を読んだら、アリョーシャが犯人にされていた。イワンは多重人格者で、コンピューターが出てきたり「プリントアウト」が出てきたりする。妹っても生まれてすぐ死んだ妹なんで事件には関係ない。授賞に反対した今野敏が正しいと思う。東野圭吾が『カラマーゾフの兄弟』を読んだことがなかったというのが、ちょっと笑えた。(もう直木賞とる気ないらしいぞこいつ)
この本はしかし正編の構造を教えてくれて、どこが余計で長ったらしいか分かるのがいい。ただまあ正編はキリスト教徒でないと読んでもわかんねーはずの小説であるから、わりあい一切がどうでもいい。しかし口絵の著者近影がちょっと眼鏡萌えだった。