長崎暢子先生と長野順子先生

 別にこれは教わったわけでも面識があるわけでもないのだが、東大にいたインド史の長崎暢子先生は、定年になって龍谷大学教授になった。それで以下の話はどこで聞いたのかまるで忘れているのだが、当時鶴田欣也先生も龍谷大にいて、鶴田先生は女性と親しくなるのがうまい人なので、長崎先生に「どうして(東大を)辞めたの〜?」などとからかうように訊いて長崎先生が「あら定年になったからよ」と答えたという話で、私にはさっぱり意味が分からずにいたのだが、先般ウィキペディアを見たら、夫は京大東南アジア研究所の杉原薫、とあってびっくりした。だって長崎先生の夫は長崎浩だったんだもの。それで調べたら長崎浩はいつの間にか東北のほうの新設私大の教授になっていた。杉原薫は、もし本当に夫だとすると、11歳年下である。すると「どうして辞めたの〜?」というのは、それを知ってのことだったのだと、謎が解けた。今の東大駒場のインド史の先生は井坂理穂で、どういうわけかインド史は女性がやることになっているようだ。概してアジア史は女性が多い。
 それはそうとこれ。
http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7566-0484-2.html
 いちばん下だが、

長野順子(ナガノジュンコ)
神戸大学文学部 知識システム講座芸術学専修 専門は近現代の美学・芸術学および音楽理論 美人

 なんだよ「美人」って! まさか本にそう書いてあるんじゃないだろうな。
 で、興味津々の方にお見せすると、
http://www.lit.kobe-u.ac.jp/art-theory/kyoukaninfo.html
 この方なのだが、どうも私はこの方と面識があるような気がしている。東大の美学の出身らしいのだが、1989年、カナダ留学の前年の夏に某英会話学校へ通っていた時に同じクラスだった気がするのだ。その時は正体を明かさなかったのだが、たぶん専門はドイツ語なので、39歳くらいで英会話をやっていても不思議はない。人違いなら乞うご容赦だが、美人感の漂う人であったのは確か。