湟野(ほりの)正満・ゆり子夫妻について

以前、岩波文庫の翻訳者を調べていた時、マルモンテル『インカ帝国の滅亡』の訳者・

湟野(ほりの)ゆり子の経歴がまったくわからなかった。ところが中川久定『甦るルソー』を読んでいたら、あとがきの協力者に、湟野正満・ゆり子夫妻とあったので、調べたところ、正満のほうは、1950年ころ生まれ、立教大学卒、京大大学院中退、京都産業大学で教授を務め現在名誉教授で、専門はパスカルということが分かった。しかし岩波文庫の、訳者紹介をまったくしないやり方はどうかと思うぞ。