2023-07-16から1日間の記事一覧

シリーズ第一冊

1988年に岩波新書の新赤版が発足した時、その第一冊として出されたのが大江健三郎の『新しい文学のために』であった。第一冊といっても一度に数冊出るわけで、付せられた番号が一番ということである。1978年の「岩波現代選書」創刊でも、第一は大江の「小説…