「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」感想

グレン・グールドが50歳の誕生日に死んだのは私が大学一年の時で、私がグールドを聴いたのはその死後だった。カナダへ行った時、自殺だと聞いたのだが、どうやらそうではなく、晩年は病気恐怖とパラノイアのため複数の病院で多くの薬をもらいオーヴァードーズで体調を崩していたということが分かり、長年の謎が解けた。

 ルーカス・フォスという、知らなかった音楽家の妻と不倫関係にあったことなども描かれていて、見ごたえのあるものだったが、私は特にグールドのファンというほどでもない。