「を」と「お」は同じ発音である

 「を」は「うぉ」と発音するのだと思っている日本人は多い。しかし、あれは「お」と同じ発音なのである。外国人が書いた日本語の研究書を見れば、例文などで「o」となっている。
 もっとも歌謡曲などで「亜麻色の長い髪うぉ」とやっているが、実は間違い。

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 今日は東大で初授業。教科書を買ってないやつがいたり、カセットのリモコンが恐ろしく古くて動かなかったり、不都合は多かったが、廊下の向かいの部屋でシナ語の授業をやっていて、教師に合わせて「マー」とかやっているのが、かなりうるさい。しかしまあ、いつまでも「マー」でもあるまい。
 私はどうもシナ語はダメである。中学生のときにラジオの「中国語講座」を聴いていたというのに、大学で三回くらい授業に出ては挫折している。外国語に関しては、まず読むという姿勢なので、何となく意味が分かってしまい、どうしても音から入ることができないのだ。