岸田国士戯曲賞のすべて

 「暖流」ドラマ化記念。遡及的に候補作と選考委員を入力していく予定。

*第1回(1955) 該当作なし
『壁画』(佳作) 矢代静一(1998没)
*第2回(1956)『楠三吉の青春』大橋喜一 『畸形児』小幡欣治
*第3回(1957) 該当作なし
『明日を紡ぐ娘たち』(佳作) 生活を記録する会・劇団三期会
*第4回(1958)『島』 堀田清美
*第5回(1959)該当作なし
『長い墓標の列』(佳作)福田善之『漁港』(佳作)原源一『友情舞踏会』(佳作)広田雅之
*第6回(1960)『檻』小林勝(1971没)『相聞』早坂久子
*第7回(1961) 該当作なし
*第8回(1962)『日本人民共和国』『メカニズム作戦』 宮本研(1988没)『波止場乞食と六人の息子たち』『コンベアーは止まらない』八木柊一郎(2004没)
*第9回(1963)『世阿弥山崎正和
*第10回(1964)『友絵の鼓』人見嘉久彦『女の勤行』菅竜一
『袴垂れはどこだ』福田善之(辞退)
*第11回(1965) 該当作なし
*第12回(1966)『関東平野』川俣晃自『砂と城』広田雅之
*第13回(1968)『マッチ売りの少女』『赤い鳥の居る風景』別役実
*第14回(1969)『幼児たちの後の祭り』に至るまでの諸作品の成果 秋浜悟史(2005没)
*第15回(1970)『少女仮面』唐十郎状況劇場
*第16回(1971)『鼠小僧次郎吉佐藤信(68/71黒色テント)
*第17回(1972)『道元の冒険』井上ひさし
*第18回(1974)『ぼくらが非情の大河をくだるとき』清水邦夫熱海殺人事件』つかこうへい
*第19回(1975)該当作なし
木蓮沼』(佳作)石澤富子
*第20回(1976)『琵琶伝』石澤富子
*第21回(1977)該当作なし
*第22回(1978)『小町風伝』太田省吾(転形劇場)『人類館』ちねんせいしん
*第23回(1979)『肥前松浦兄妹心中』岡部耕大(空間演技)
*第24回(1980)『上海バンスキング』斉藤憐(オンシアター自由劇場
*第25回(1981)『あの大鴉、さえも』竹内銃一郎
*第26回(1982)『漂流家族』『うお伝説』山崎哲(転位21)
*第27回(1983)『野獣降臨』野田秀樹夢の遊眠社)『比野置ジャンバラヤ』山元清多『ゲゲゲのげ』渡辺えり子(三〇〇)
*第28回(1984)『十一人の少年』北村想(プロジェクトナビ)
*第29回(1985)『糸地獄』岸田理生(2003没)(岸田事務所+楽天団)
*第30回(1986)『新宿八犬伝――第一巻犬の誕生』川村毅(第三エロチカ)
*第31回(1987)該当作なし
*第32回(1988)『ゴジラ』大橋泰彦(離浮霊船)
*第33回(1989)『蒲団と達磨』岩松了東京乾電池
 *最終候補作 生田萬「好奇心の強い女」(「新劇」)、岡安伸治「ドリームエクスプレスAT」(「悲劇喜劇」)、如月小春「NIPPON CHA!CHA!CHA!」(新宿書房)、鴻上尚史「天使は瞳を閉じて」(白水社)、横内謙介新羅生門」(「テアトロ」)、他の候補作は、遠藤啄郎、加藤直、小松幹生坂手洋二、和田周。なお和田は推理作家・大坪砂男の息子。
 *選考委員 井上ひさし唐十郎佐藤信清水邦夫田中千禾夫別役実、八木柊一郎、矢代静一山崎正和が辞任)

*第34回(1990)該当作なし
 *最終候補作 佐久間崇「イエスタディ」鈴江俊郎「区切られた四角い直球」鄭義信「千年の孤独」、他の候補作は、生田萬、鴻上、鈴木聰、横内
 *選考委員 清水邦夫が辞任

*第35回(1991)『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』坂手洋二燐光群
 *最終候補作 生田萬「夜の子供2」、鴻上「ビー・ヒア・ナウ」、鄭「人魚伝説」、内藤裕敬「百物語」

*第36回(1992)『愚者には見えないラ・マンチャの王様の裸』横内謙介善人会議
 *最終候補作 「映像都市」鄭「12人の優しい日本人東京サンシャインボーイズ三谷幸喜)、他の候補は成井豊中島らもなど。
 *選考委員 唐、矢代、八木が辞任、太田省吾、岡部耕大、つかこうへい、野田秀樹が加わる。

*第37回(1993)『ヒネミ』宮沢章夫遊園地再生事業団)『魚の祭』柳美里(青春五月党)
*第38回(1994)『ザ・寺山』鄭義信新宿梁山泊
*第39回(1995)『スナフキンの手紙』鴻上尚史(第三劇場)『東京ノート平田オリザ青年団
*第40回(1996)『髪をかきあげる』鈴江俊郎 『海と日傘』松田正隆
*第41回(1997)『ファンキー!―宇宙は見える所までしかない』松尾スズキ大人計画
*第42回(1998)『うちやまつり』深津篤史
*第43回(1999)『フローズン・ビーチケラリーノ・サンドロヴィッチナイロン100℃
*第44回(2000)『兄帰る』永井愛(二兎社)
*第45回(2001)『オケピ!三谷幸喜東京サンシャインボーイズ
*第46回(2002)該当作なし
*第47回(2003)『アテルイ中島かずき(劇団新感線)
*第48回(2004)『ワンマン・ショー』倉持裕(ペンギンプルペイルパイルズ)
*第49回(2005)『三月の5日間』岡田利規チェルフィッチュ)『鈍獣宮藤官九郎
*第50回(2006)『ぬけがら』佃典彦(劇団B級遊撃隊)『愛の渦』三浦大輔ポツドール
*第51回(2007)該当作なし
*第52回(2008)『生きてるものはいないのか』(五反田団
 候補作 青木豪『Get Back!』赤堀雅秋『その夜の侍』桑原裕子『甘い丘』タニノクロウ『笑顔の砦』本谷有希子偏路』矢内原日邦『青ノ鳥』山岡徳貴子『静物たちの遊泳』