『合衆国崩壊の日』というカナダ映画(2008)の中で、男が「チノ」と言って女からたしなめられ、「キングダム」と言い直す場面があった。字幕では「中華帝国」となっており、吹き替えでは「シナ」と言ってたしなめられ「中華民国と言い直そう」とされている。チノはイスパニア語だが、英語でチノと言うと差別的な響きをもつらしい。しかしそうなると「チノパンツ」はどうなるのか。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
今も残っている私の実家へ越したのは私が高三になった時だから、それ以降のことだろうが、夜十時ころになると、どこかからアナウンスするような声が聞こえてきた。私は妙なことに、それがどこかの工場だと思っていたのだが、あとになって、駅から響いてくるのだと気づいたのである。
考えてみたら夜十時過ぎに動いている工場などあるはずがないのに、なんでそんなことを思っていたのであろうか。