引っ越しの手伝い

 吉永小百合のデビュー作「朝に吹く口笛」(1959)を観た。新聞配達員の話なのだが、「引っ越しがあるぞー」という声があがると、新聞販売所の若者たちがおしかけて手伝いをし、見返りに新聞をとってもらおうとする場面があり、ああこういう引っ越しの手伝いもあったのかと思った。

 私は漫画やドラマを観て、引っ越しの時は友達が来て手伝ってくれたりするものだと思っていたから、自分の引っ越しは、業者にやらせて、荷ほどきは東京では母に手伝ってもらったりして、自分は友達がいないからなあ、と寂しく思っていたら、妻によると、友達が引っ越しを手伝うなどというのは絵空事で、全部自分でやるのだ、ということであった。