昨日やっていた棟方志功伝のドラマを、仁左衛門柳宗悦をやるというので観たら、煙草を吸うシーンが一つもないので不快になった。棟方自身はともかく、藝術家の卵みたいな青年が集まって誰も吸わないなどというのはありえまい。だから最近、ドラマを観るのも不快になっている。歴史的事実まで変えてしまう禁煙ファシズム(JTだってスポンサーだったのに)。
 仁左衛門は64になるが、あの当時の柳はまだ50前だ。仁左衛門だから50代くらいには見えるけれども。あと柳夫人を浅茅陽子がやっていて、一回だけお茶を持って出てくるが、クレジットでは「柳夫人」になっていた。柳夫人というのは柳兼子という声楽家で、帝国藝術院ができた時に会員になった人だが、分かってるのかな。