宮崎哲弥、怒る

 「週刊文春」の連載で宮崎哲弥が怒っている。「AERA」に参院選出馬の観測記事を書かれたというのだ。もちろん否定しているわけだが、宮崎氏が攻撃しているのは記者の山田厚史。しかし、情報源は「政界事情通とも思えない宮台真司氏」とあるのが目を引いた。たった一つの情報源で書くなと宮崎氏は怒っている。
 『M2』ではずいぶん政界事情通めいた発言をしていた宮台だが、山田厚史は「政界事情通」というより、宮崎氏と親しいと思って信じたのであろうと、これは常識的解釈である。宮崎氏と宮台が、おそらく「M2」以外では会話もしていないだろうということは、私の『すばらしき愚民社会』文庫版あとがきに書いてある。しかしまあ、私の本など別に週刊誌記者の必読書でもないし、一般にはM2のおかげで親しいと思われているのだし、あんなアホ対談を延々と続けた宮崎氏にもいささか自業自得の気味がないではないし、森喜朗と『諸君!』で何度も対談しているし。それから、宮台にも怒れよ、宮崎哲弥。『思考のロバストネス』なんて、あんなトンデモ本、とても朝日文庫では出ないだろうなあ。

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誰が見たってそうだよね。私はフランスのような国を目指す共和主義者だが、保守で改憲論者か?