桃木至朗という人

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桃木至朗、出てきやがった。頭おかしいんじゃないか。
・歴史法則主義は間違いで、歴史は偶然の連続である、ということと、しかし人に語る時は物語化したほうが分かりやすいということとはまったく矛盾していない。「歴史」と「歴史の語り」は違うのである。頭の粗笨な人間が、矛盾だとか言いだすのではないかと思ってはいたが、それが歴史学教授とはね。
・「小乗仏教」が大乗の側からの差別的呼び方である、と言うなら、「内向の世代」は、小田切秀雄による批判的呼称である。「ビッグバン」は理論を揶揄した表現である。どっちも言い換えなくちゃね。
・「領袖」というのは、集団の長となる人物のこと。私はいかなる集団の長でもない。いや、「禁煙ファシズムと戦う会」代表を勝手に名のっているが、これのことかな? 
・しかし57歳の大学教授の文章じゃないね。
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 真ん中へん「あまのじゃく名自分」とあるのは「な」の誤変換だろう。黒古先生の類の人物らしい。
 それにこれ、語るに落ちていて、「非弁証法的なマルクス主義」が悪かったのだと、自分は弁証法的なマルクス主義者だと自白している。弁証法的なマルクス主義って何のことだか分からんがね。 
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 「アメリカ人は知らないかもしれないが」というでかいフォントでの差別的言辞。日本人だって一般大衆は知らないし、アメリカだって知識人は知っている。
 フィールド博物館の元記事はこれ。
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2293189/600-year-old-coin-proves-China-trading-East-Africa-BEFORE-Europeans-arrived.html
 ここにちゃんと鄭和のことも書いてある。人を馬鹿にする前に少し調べたらどうか。英語読めないのかな。
小谷野敦)