「2ちゃんねる」の発信者情報開示請求は、いま誰に対して行われているのだろう。二日ほど前にツイッターでそうつぶやいたら、見事に誰も返事しなかった。
 以前は西村博之だったが、シンガポールへ移ったと報道され、なおかつそれはペーパーカンパニーであるとされた。しかし情報開示に成功している人はいる。ではどこへ開示請求しているのか。
 最近は、「2ちゃんねる対応可」などと謳う、こんな弁護士もいる。
http://www.alcien.jp/fuuhyou01.php
 さて、問題は、

裁判所を通じた発信者情報開示請求を行っていきます。他に、いわゆるプロパイダ責任制限法に基づく発信者情報開示請求をするという方法もありますが、裁判所を通じた方が早く確実なことが多いです。

 これが初歩的な話、つまりプロバイダーに請求しても開示しないから裁判所に訴えるということであれば、特に問題はない。だがプロバイダーが、裁判所を通じないで開示することはないので、早く確実というか、裁判所へ行かなければ不可能と言うべきだろう。
 だがそれが通常のブログなどであれば、海外のもの(fc2など)でない限り、裁判所へ提訴すればよいが、2ちゃんねるはどこへ提訴するのか。それが分からんのである。
 どうやらこれは「裏ビジネス」と化しているらしく、こういう弁護士は、2ちゃんねる管理をしている何者かにカネを払って情報開示させているらしいということが分かった。つまり情報は隠蔽されていて、こういう「特殊弁護士」だけが管理者を知っていて、管理者・弁護士がともに報酬を得られるシステムになっているらしい。