増刷への誤解

 『武士の家計簿』が41刷で二十万部に達したというのを、小刻みな増刷だな、と言っている人を見つけて、やっぱり増刷って誤解されているなと思った。一回増刷で五千部くらいである。新書とか一般書はそんなもので、私も若いころは、初版二万部で20刷というのを見て、二万部ずつ刷ったみたいに誤解していたものである。だから本の刷り数ではどの程度売れたかは分からないのであって、日本近代文学山本芳明氏が大正期の小説について刷数を示して、売れたと書いているのが疑問なのである。

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野田聖子、49歳で妊娠とな。国会議員が未婚で妊娠したら、相手の男の名前を公表する必要があると思うぞ。そうまでして野田の跡継ぎを作りたいか。もしこれが生まれて野田姓でなかったら俺は野田に謝ってもいい。