2010-04-03から1日間の記事一覧

『黄落』の思い出

今ごろになって、佐江衆一の『黄落』(新潮文庫)を読んだ。95年、佐江が61歳になる年の作品で、藤沢市に住む老いた両親の話である。私小説はやはりいい、と思う。これは名作であろう。 ところで今読んだのに「思い出」というのはどういうことかというと、95…