村上春樹の嫌いな人へ宣伝

 

1Q84スタディーズBOOK〈1〉 (MURAKAMI Haruki Study Books)

1Q84スタディーズBOOK〈1〉 (MURAKAMI Haruki Study Books)

これに「村上春樹私小説を書くべきである」を書きました。もちろん、『1Q84』の悪口が主なので、いちばん最後に載っています。嫌いな方はぜひどうぞ。作者ジェイ・ルービンとありますがルービンは巻頭論文を書いているだけです。

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あと『週刊新潮』に「週刊食卓日記」が載っています。意外と高得点。

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田中貴子先生の連載が終った。「ベルグソン」とあったが、こう書くと「ベルクソンが正しい」と言ってくる人がいるからご注意。私はどっちでもいいと思うのだが。ヴェルギリウスでもウェルギリウスでもいいし。

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http://mainichi.jp/enta/art/news/20091126ddm012040004000c.html
何ちゅう杜撰な記事だ。もし本当に昭和4年11月なら、谷崎は嶋中雄作宛に「葛の葉」の原稿を送り始めている。結局翌年4月になって、出来に不満だから童話にでもする、という嶋中宛の手紙もあって、「葛の葉」の原稿は見つかっていない。
 本当に昭和4年なら、谷崎は原稿の二重売りをしようとしていたことになるが、いずれにせよ、この「辻本館長」のような、谷崎に関する素人のコメントではなくて、私か千葉先生か細江先生になんで一本電話しないのか。毎日新聞、やっぱり死んだ方がいいぞ。

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あれおかしいな、千野さんの文章、最初に見た時は全部読めたのに、今は2p以降は登録しないと読めない。ネットは便利なようだがこういう時は不便だ。雑誌論文なら図書館でコピーしてくるのだが。

 (小谷野敦)