18歳なら良かったんかいアグネス!

 『週刊SPA!』が「児童ポルノバカ発言」とかいう特集だったのでちょっと覗いた。アグネス・チャンが出ていたが、妙に記事がアグネスに甘いのは、そうでないと取材に応じてもらえないからだろうが、17歳の時水着写真を撮られて嫌だったと言うアグネスの気持も理解できると。じゃあ何か、18歳なら良かったんかいアグネス!
 この世に、18歳以上で風俗店で働いていて、本当は嫌だという女なぞいくらもいる。18を超えたら嫌でも我慢しろというのかアグネス。むしろ、あらゆるヌード写真を撲滅しろ、というのがアグネスの本音なのだろう。
 それと、児童ポルノの80%は3歳以下だというアグネス発言で、記事では信用できないとされているが、仮にそれが本当だとして、だから18歳未満のヌードはいかんというのは全然論理性がない。それではまるで、ユダヤ人の8割は悪質な高利貸だから、ユダヤ人は虐殺してもいい、というのと同じではないか。
 最後に出てくるのが、例によって「絵はいい派」の森永卓郎だ。いったいこの、表現の質を問わずに、写真はダメ、絵ならいいという流れは何なのだろう。私はむしろ逆である。私の考えは、単なる裸体写真であれば、13歳以上なら可。むしろ猥褻性の高いものは、絵でも不可、である。その線引きを誰がするのかと言う人がいるだろうが、それはもう法廷で争うしかあるまい。だって日本では違憲立法審査の申し立てさえできないんだから。
 もっとも私は「絵はいい派」と妥協してもよいのだが、この一派は、絵を守るために写真を犠牲にしようとしている。騙されてはいけない。特に松文館事件の被告側残党がな…。