川村湊先生が『1Q84』について『新刊ニュース』に書いておられる文章が、他のものと違っておもしろい。まず、これを外国語訳する時題名はどうするのか、と。なるほど。9とQが同じなのは日本語だけだ(いやどこかに一致する言語はあるかもしれないが)。
あと(私は読んでいない)登場人物のモデルが新島淳良ではないかという話。私は新島の閲歴に関心があって、いつか短いものでも伝記的なものを書こうかと思ってさえいる。『さらばコミューン』なんて、人妻との愛の往復書簡だもの。
こないだ『週刊現代』だったか、公立校で東大へ43人を送り込む愛知県立岡崎高校という記事があったが、私が大学時代好きだった女子はここの出身だった。佐々木俊尚もそうらしいが、岡崎高校から早稲田というのは、劣等生らしい。
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黒木メイサが表紙の『an an』をぱらぱらしていたら『悲望』の書影。宮崎吐夢さんが紹介してくれていた。
今日は中野孝次の『ハラスのいた日々』を読んで、泣く。江藤淳が死んで十年。江藤も中野と同じで、子供がいなくて犬を飼っていたことを思い、政治的にはまったく対立していた江藤と中野が、どっかで犬談義にでも興じたことはなかったか、と想像したら、嗚咽しそうになった。