匿名批判、その他

 私の嫌いな匿名批判だが、自分は名前を出して相手の名前を出さない「匿名批判」というのもあるようだ。昨日の毎日新聞夕刊の米本浩二の記事で、「仲間は生きろ、豚は死ね」の笙野頼子が、小説のなかで名前を出さずに坂東眞砂子を批判したと書いてあった。もちろん猫キチガイの笙野だから、猫殺しの件である。もっとも記事中にも坂東の名はなく、名前を出さずに批判するというやり方を米本は是認していたようだが、こういうのも卑怯である。何しろ反論できない、しにくいからである。かつて大塚英志が批判に答えないと騒いでいた笙野だが、どうやらそろそろ、返事をされると困るようなことになってきたらしい。「幽界森娘異聞」文庫版の解説は、平野啓一郎の「日蝕」が自分の「鏡の影」の盗作だと、客観的には事実とは思えない名誉毀損を続けてきた作家で、おかしなやつらが仲間になっているわけだ。

 以前、立命館大学教授の某氏に、私の元妻の弁護士が立命館の出身で、と話したら某氏は即座に「そいつ、バカでしょ」と言ったのがおかしかった。まあ確かにバカで、「噂の真相」に離婚の記事が出たとき、この弁護士に電話して「イエロージャーナリズムですから」と言ったら、こてこての大阪弁で「イエロージャーナリズムって何ですか? ブラックジャーナリズムなら知ってますけど」と言うた。
 いや、立命館出身の友人は多いから、こういうことは言いたくないのだがね。たまたまバカが数人いたということで。

 私が渡辺秀樹から受けた被害については、かつて阪大総長宛に書面で報告しておいた(現総長)。その時、「副学長の本間先生のほうが、話が分かりそう」と言った人がいた。まあ確かに柔軟そうではある。それにしても「少しは有名」だった本間先生、キヨスクの夕刊タブロイド紙の広告にまで出るようになって、まことに有名になられて・・・。