YouTubeにこんなものがあったので聴いてみたら、伊集院光という人が大江健三郎と普通に難しい話をしているので驚いた。伊丹十三の映画「マルタイの女」に出たことで大江と知り合ったらしいが、「光」という名前も大江の長男と同じだ。
大江が「臈たしアナベル・リイ」を出した当時だから、2007年の放送だろう。大江は大学受験のあと、伊丹十三が芦屋に住んでいたその家に立ち寄った話をするのに、「伊丹の、いや熱海の、伊丹の、熱海の、いや芦屋の」と言っている。しかし、僕は本が売れなくても気にしないけど、伊丹はなんであんなに客の入りを気にしたんだろう、と言っているのは、客が入らないと映画会社にも迷惑をかけるし、次の映画が作れないからだろうと思うんだが、妙にそこはボケたことを言っているなと思った。