1967年7月12日、東京都江戸川区生 母は西村家三女。生家は祖父の代からの運送業。三つ上の姉がいた。
1977年4月2日 老人ホームで母方の祖母が死去
1978年9月 小学五年、父が強姦罪で七年の実刑、離婚した母と船橋に住む。
町田に転居。
1981年12月28日、横溝正史死去、ショックを受ける。
1982年 中学三年、二学期から不登校を始める。
1983年、中学卒業。素行不良。
鴬谷で一人暮らし。
1986年 板橋に住む。
1987年 伊勢佐木町に住む。 20歳
この年、姉が結婚か。
1988年5月 初めて田中英光全集を買う。 21歳
1991年「佳穂」と交際す。 24歳
1992年 姉が離婚か。暴力行為で現行犯逮捕される。 25歳
1993年秋 宇留野元一に手紙を書く。 26歳
1994年1月『田中英光私研究』を自費刊行 27歳
4月 同第2集
1995年1月 同第6集 28歳
11月 同第7集
1996年11月 同第8集「野狐忌」 29歳
2001年 秋恵との同棲時代 34歳
2003年夏、同人誌「煉瓦」に参加 36歳
7月「墓前生活」 煉瓦
2004年1月「春は青いバスに乗って」 煉瓦 37歳
7月「けがれなき酒のへど」 煉瓦
12月「けがれなき酒のへど」 文學界
2005年3月「藤澤清造と田山花袋」 花袋研究学会々誌 38歳
5月「一夜」 群像
9月「どうで死ぬ身の一踊り」 群像
2006年1月、芥川賞候補 39歳
1『どうで死ぬ身の一踊り』講談社
2月「潰走」 野性時代
6月「悪夢」 野性時代
8月「暗渠の宿」 新潮
12月「腋臭風呂」 野性時代
2『暗渠の宿』新潮社
2007年2月<慊い> 新潮 40歳
7月「貧窶の沼」 野性時代
10月「二十三夜」 野性時代
3『二度はゆけぬ町の地図』角川書店
11月「小銭をかぞえる」 文學界
2008年4月「松の内 抜粋」 野性時代
6月「焼却炉行き赤ん坊」 文學界 41歳
7月「碧空を思う」 野性時代
8月「小貧民の愚痴」 野性時代
9月 4『小銭をかぞえる』文春
11月「廃疾かかえて」 群像
12月「乞食の糧途」 野性時代
2009年1月 5『どうで死ぬ身の一踊り』講談社文庫
4月「瘡瘢旅行」 群像 42歳
6月「膿汁の流れ」 群像
8月 6『瘡瘢旅行』講談社
2010年1月 7『一私小説書きの弁 随筆集』講談社
2月「赤い脳漿」 野性時代 43歳
8『暗渠の宿』新潮文庫
4月「昼寝る」 野性時代
6月 9『人もいない春』角川書店
8月「陰雲晴れぬ」 新潮
10月 10『二度はゆけぬ町の地図』角川文庫
11月「落ちぶれて袖に涙の降りかかる」 新潮
12月「苦役列車」 新潮
2011年1月 11『苦役列車』新潮社
2月「腐泥の果実」 新潮 44歳
3月「苦役列車」 文藝春秋
<芥川賞受賞記念鼎談>島田雅彦・朝吹真理子 文學界
<インタビュー 「中卒・逮捕歴あり」こそわが財産> 文藝春秋
<一日> 〃
対談・坪内祐三 SPA!
対談・高橋三千綱 東京スポーツ
-12年5月<一私小説書きの日乗> マトグロッソ
12『小銭をかぞえる』文春文庫
4月<逆人徳者の宴>町田康 新潮
<著名作家気分> 新刊ニュース
-10月<いろ艶筆> 東京スポーツ
5月「寒灯」 新潮
鵜飼哲夫インタビュー「破滅型私小説作家かく語りき」 中央公論
13『廃疾かかえて』新潮文庫
14『一私小説書きの弁』新潮文庫
6月 対談 上原善広「言葉を殺すのは誰か」 波
対談 岩井志麻子 サイゾー
15『寒灯』新潮社
7月 対談 石原慎太郎 en-taxi
対談 朝吹真理子
藤澤清造『根津権現裏』新潮文庫(編)
8月「展墓」 文學界
10月15日 課外授業 ようこそ先輩
11月「膣の復讐」 週刊ポスト
12月<爆笑エッセイ 私のモテキ> 文藝春秋
対談「このロクでもない二人」上原善広 新潮45
対談 高田文夫 小説現代
2012年1月「青痣」 新潮
16『人もいない春』角川文庫
対談 坪内祐三 en-taxi
2月-<東京者がたり> 小説現代
3月<日記リレー> 新潮 45歳
『藤澤清造短編集』新潮文庫
4月<芥川賞「事件」の真相>田中慎弥 文藝春秋
17『西村賢太対話集』新潮社
18『苦役列車』新潮文庫
対談 マツコ・デラックス en-taxi
5月「棺に跨がる」 文學界
19『一日 随筆集』文藝春秋
-13年4月 <一私小説書きの日乗> ウェブ本の話
7月「脳中の冥路」 文學界
8月<苦役列車 「青春の落伍者」を乗せて>山下敦弘 新潮
<この人の月間日記 いつも通りの私小説、これでいい> 文藝春秋
<慊い> 文學界
10月 20『どうで死ぬ身の一踊り』新潮文庫
11月「豚の鮮血」 文學界
「形影相弔」 en-taxi
対談 本谷有希子 〃
2013年1月「感傷凌轢」 新潮
2月「破鏡前夜」 文學界 46歳
3月 21『一私小説書きの日乗』文藝春秋
4月 22『棺に跨がる』文藝春秋
「朧夜」 en-taxi
5月「歪んだ忌日」 新潮
「跼蹐の門」 文學界
5- 宮台真司・対談 スーパー写真塾
6月 23『歪んだ忌日』新潮社
7月‐<一私小説書きの日乗> 小説野性時代
8月 対談・水道橋博士 en-taxi
10-14年5月「?(やまいだれ)の歌」 新潮
24『けがれなき酒のへど 自選短編集』幻冬舎文庫
11月<同人雑誌の頃> 新潮
対談・藤野可織「平凡な人生、奇妙な小説」 〃
対談・永淵洋三 en-taxi
<酒と酒の合間に> 〃
‐14年3月<したてに居丈高> アサヒ芸能
12月 25『一私小説書きの日乗 憤怒の章』角川
2014年1月<サイン> 文學界
「貫太、激怒す または『或る中年男の独白』」 すばる
3月「邪煙の充ちゆく」 文學界 47歳
<受賞後第一作> 文藝春秋
<山本周五郎と私 自分にとっての読むべき作家> 波
5月 26『対談集 薄明鬼語』扶桑社
6月「人工降雨」 新潮
7月 27『一私小説書きの独語』角川
28『やまいだれの歌』新潮社
<一九七七年の横溝原作映画> en-taxi
対談・友川カズキ 同
8月「菰を被りて夏を待つ」 文學界
9月-16年5月「蠕動で渉れ、汚泥の河を」 すばる
「下水に流した感傷」 小説新潮
29『下手に居丈高』徳間書店
?ー<東京者がたり> 小説現代
11月「夢魔去りぬ」 新潮
対談・信濃八太郎 en-taxi
12月 対談・勝又浩「私小説の力 私小説は精神の自爆テロ」季刊文科
2015年1月「無銭横町」 文學界 48歳
「痴者の食卓」 小説現代
「畜生の反省」 野性時代
2月<独りの味> 文學界
30『無銭横町』文春
3月「微笑崩壊」 小説新潮
4月 対談・真梨幸子 en-taxi
6月 31『小説にすがりつきたい夜もある』文春文庫
7月「芝公園六角堂跡」 文學界
対談・西加奈子 すばる
32『痴者の食卓』新潮社
10月 33『東京者がたり』講談社
編『オリンポスの果実 田中英光傑作選』角川文庫
11月 対談・能町みね子 en-taxi
12月 34『風来鬼語 西村賢太対談集3』扶桑社
2016年1月「終われなかった夜の彼方で」 文學界 49歳
「寿司乞食」 小説新潮
35『形影相弔・歪んだ忌日』新潮文庫
-<誰もいない文学館> 小説現代
2月「深更の巡礼」 小説現代
対談・玉袋筋太郎「師匠を語る」 すばる
3-10月<文豪ばかりが作家じゃないと、いつか教えてくれた人たち> 本の雑誌
6月「十二月に泣く」 すばる
36『一私小説書きの日乗 遥道の章』角川
7月 37『蠕動で渉れ、汚泥の川を』集英社
8月「写真」 文學界
対談・湊かなえ「いまの挫折は、一生の挫折では、ない」 すばる
11月ー<私小説書きの日乗> 本の雑誌
11月<或る不遜> 文學界
38『随筆集 一私小説書きの独語』角川文庫
12月‐「雨滴は続く」 文學界
2017年2月 39『芝公園六角堂跡』文藝春秋 50歳
4月 40『下手に居丈高』徳間文庫
8月「青痰麺」 群像
9月<あるいは、虚室> 文學界
10月「夜明けの川に落ち葉は流れて」 群像
12月 41「無銭横町」文春文庫
2018年1月「黄ばんだ手蹟」 文學界 51歳
「陋劣夜曲」 群像
42『夜更けの川に落葉は流れて』講談社
対談・坪内祐三 SPA!
3月対談「文壇と豊饒な時代の記憶 石原慎太郎 群像
7月「乃東枯(なつかれくさかるる)」(崩折れるにはまだ早い) 群像
9月「羅針盤は壊れても」 群像
11月 43『一私小説書きの日乗 新起の章』(本の雑誌社)
12月 44『小説集羅針盤は壊れても』講談社
2019年1月 『蠕動で渉れ、汚泥の川を』角川文庫
2月「四冊目の『根津権現裏』」 群像 52歳
3月 『どうで死ぬ身の一踊り』角川文庫
5月 45『藤澤清造追影』講談社文庫
7月「瓦礫の死角」「病院裏に埋める」解題 藤澤淸造「乳首を見る」覚書 (新発見原稿 乳首を見る) 群像
『藤澤清造短篇集 一夜/刈入れ時/母を殺す 他』編 (角川文庫)
8月 『狼の吐息/愛憎一念 藤澤清造 負の小説集』編 (講談社文芸文庫)
12月 46『瓦礫の死角』講談社
2020年2月「人糞ハンバーグ 或いは「啄木の嗟嘆も流れた路地」」 文學界 53歳
「底翳の目」 群像
3月<風去りぬ 坪内祐三氏を悼む> ユリイカ
2021年2月「廻雪出航」 文學界 54歳
6月 対談・山田ルイ53世 週刊SPA!
11月「蝙蝠か燕か」 文學界
2022年1月 対談・新庄耕 読書人
2月2日<胸中の人 石原慎太郎氏を悼む> 読売新聞
2月5日、死去