宮崎大学珍事件

 宮崎大学の准教授だった人が、都留文科大学の教授に転任してから、宮崎大から懲戒解雇され、それが報道されたため都留文科大でも懲戒解雇され、裁判をした結果教授が勝訴したのだが都留文科大では授業を持たせてもらえないという事件が起きている。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51266
 ここに詳しいのだが、その人物は、
早野慎吾(1965年神奈川川崎市生まれ。1992年上智大学大学院博士課程満期退学。2004年宮崎大学助教授、07年准教授、2012年都留文科大学教授。
著書は
『首都圏の言語生態 関東篇』おうふう 地域語の生態シリーズ 1996
『宮崎ことばの散歩道 ずんだれ編』鉱脈社 みやざき文庫 2011
共著に
『残さんね宮崎弁 てげてげでいこかい 改訂版』宮崎日日新聞社共著 宮日文化情報センター (製作) 2011
 があり、方言学(言語学)が専門らしい。
 宮崎大の、Mという女子学生が、精神的に不安定で、同じゼミにいる2、3人と顔をあわせたくないと言うので、早野はMだけ別個に授業をしていたという。ところが早野の転任直前に、Mは飛び降り自殺をしてしまい、早野がセクハラかパワハラをしたのではないかと疑われたということらしい。
 Mの卒論には、半裸の、Mとされた写真がはりつけてあり、早野がそれを強制したということらしいのだが、早野によると、自分の研究室に見慣れない冊子があり、それを誰かが持って行った、それがその卒論だというのだが、それはMではなくYYという女子学生のもので、このYYは単位不足をごまかして卒業したらしい。
http://university.main.jp/blog8/archives/2017/04/post_1270.html
 早野による供述?の、
http://university.main.jp/blog/bunsyo/sotsuronsyasinitiran.pdf
 ここにその半裸写真があるのだが、半裸というよりホラー写真である。ここで、
「Y.Yさん以外のモデル学生は、全員が裸体ではないと証言していたことが、理解頂けると思います。Y.Yさん以外の撮影参加者は、全員がY.Yさんの行為に怒りを持っていました(石川教員は理由を付けて、Y.Yさん以外の撮影参加者すべて調査対象から外しました)。」
 「行為に怒りを持っていた」というのは、早野を告発したことか?
 しかし、内部で確執があったとしても、すでに別の大学へ行った人をおっかけて捏造(でつぞう)する理由がまったく分からないのである。早野追い落としの中心となったのは、石川千佳子という教授らしいのだが、この人は1962年ころ生まれか、
http://researchmap.jp/read0173365/
 東京芸大出身の美術の教員である。
 もっとも、そのような特別扱いをしていた女子学生が自殺して、「自分が調査対象になるような覚えはまったくなかった。」というのはおかしいのではないか。「あの件かな」くらい思うだろう。
 何か妙に「チジョーのモツレ」的なものを感じてしまうのだが…。
 早く全容が明らかになるといいね。