小林よしのりオウム真理教に命を狙われて警察に相談に行った時、あまりに警官の対応がやる気がないので、同行の秘書がこれ見よがしに雑誌を開いて、小沢一郎との対談のページを開いたら、警官の態度が変わった、というのがあった。小林は「権威主義だ!」と言っているが、ちょっと違う。権威主義というのは、「偉い(と思われている)誰それ先生も言っていますよ」と、議論を抛棄して権威に頼る類のことだ。
 警察というのは、こういう風に相談に行けば適当にあしらい、いざ捜査となれば嘘もつくし脅しもする、困ったやつらなので、政治家とのつながりなどを言っておくことは、時には必要なことである。