『文芸日女道』の編集部宛、『久米正雄伝』あとがきの、関口安義氏の名をちゃんと出しているところのコピーと、私が書いた謝罪文案を昨夜ファックスで送ったが、まだ何も返事はない。あと、532号の巻頭言で森本がなおひどいことを書いているらしいので、それをファックスで送れと言ったのだが、これも来ていない。
 なお531号で森本が『現代文学論争』で、部落解放同盟の圧力で臼井が和解したと私が書いたのを「暴言」とし、それなら『事故のてんまつ』単行本に、なぜこの文言が残っているのかとあるのだが、『事故のてんまつ』が部落に関する箇所を削除して刊行されたのは五月、和解して絶版にしたのは八月である。あほらしくて話にならん。
 まあ「暴言」とあっても、これは「自分が正しいと信じていた」ということで名誉毀損にはならんから安心しろ。