匿名野郎どもの心理

 なぜ、あの匿名野郎どもは、「中村周一」とか、適当な、本名だと思われそうな名前を名乗らないのだろう。なぜ「荻上チキ」とかneueheue とか、変名だと分かる名前を名乗るのだろう。歴史上、政治活動をする者が変名を名乗るのは珍しいことではない。しかし坂本竜馬が「ひょうたん駒之助」などと名乗ったりはしないのである。 
 たとえば小林拓矢君は本名だというが、私は戸籍を見たわけじゃないから、それが本当かどうかは知らない。松沢呉一は筆名だというが、それは言われなければそうは思わない。ならなんでわざわざ、本名ではないことがはっきりしている名前を名乗るのかといえば、後ろめたいからであろう。人を騙したくないのであろう。しかし、政治活動なんてものは、騙してナンボである。本気で政治を変えようと思うなら、neueheueなんて名乗らず「村上裕介」とかそれらしい偽名を使い、私なぞから「匿名は卑怯だ」などと余計なことを言われて余計なエネルギーを使わないようにするのが筋ではないか。くりかえし言うが、暴力革命を目指しているなら、匿名どころか、目立たないようにするのが筋だ。そうでなく、言論で社会を動かそうとするなら、人からふざけたやつ、と思われたら損ではないか。

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http://d.hatena.ne.jp/hananeko51/20110929
こういうのは相変わらず気になるんだよなあ。日本は、っていうけど、それこそ、他国だってそうだろうが、と思う。社会主義国とか独裁国家はともかく、西洋人だって基本的にこんなものだと私は思っていて、そういうことが念頭に浮かばないのかなこういうことを書く人は。