速水融は顔が怖い

 上野千鶴子が久しぶりの単著『男おひとりさま道』を出したが、立ち読みして、あほらしいと思った。妻に先立たれた男が悲惨だなんて、昔から分かり切ったことで、まあ編集者の懇請で仕方なく書いたのだろう。
 しかし上野の弟子というのは、どうも著書の予告をして遅れることが多い。金田淳子が最たるものだが、千田有紀も遅れた。妙木忍は遅れたというか、博士号が教授会を通るまで待っていたのかな。

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栗原さん、小熊に甘いな〜。その程度の結論を出すのにあんな分量必要ないだろう。

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文化勲章を受けた速水融というのは、間違いなく偉い学者である。梅原なぞと同列にされてたまるか、と思っているかどうか知らないが、この人は顔が怖い。私の中では日銀総裁の速水と混同されていて、速水融のほうがよっぽど日銀総裁らしい顔をしている。学者にも顔の怖い人はいるが、速水融は学者に見えない。政財界のボスにしか見えない。

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停職中でも学会に出られるのか、ヨコタ村上。
http://www.akita-u.ac.jp/eduhuman/ilc/jarees2009/
 もっとも停職中とかにかかわりなく、アカデミズムとは決別するとか言いつつよく学会発表をするのだよねこの男は。こうまで一貫性がないというのはある種の病気だと思う。「ジェーナリスト」って誤記は相変わらず。