テレビに出ているつもり

 臼井儀人らしい遺体が見つかったというニュースで、ミクシィのコミュを見たら「亡くなった方には申し訳ないけど臼井さんじゃありませんように」などという書き込みが散見されて、そんなことまで気にするかなあ、と思っていて、はっと気づいたのだ。
 こいつら、自分らが、テレビに出演している人間のつもりなのである。というか、テレビに出演する人間をまねているのである。それで、禁止用語であるかのように「看護婦って言っちゃいけない」とか思うのである。

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私が小熊英二が嫌いなのは、これがあるからである。
http://web.sfc.keio.ac.jp/~oguma/kenkyu/02f1/pre/kobayashi-ai.htm
 もう十年くらい前のものが何で残っているのであろうか。まあ発表者が『江戸幻想批判』を参照してくれたからホッとしたが、こんなスカスカで間違いだらけの本を授業に使うなよ、と当時思った。
 しかし『比較文学研究』もレベルが低下しているなあ。

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http://book.asahi.com/clip/TKY200909080069.html
これ、中盤、意味不明なのだよなあ。
「島田氏が「それ、昔だと同人誌だ」
 って何でしょう。別に今だって同人誌ってのはたくさんあって、『文藝年鑑』に載っているわけで、「やるべきです」って何を? 東が雑誌をやるってこと? まあ「中身以前の討議」ってのは、そのことなんだろうがね。

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大澤真幸一件はどう展開するのかなあ。矢野暢の場合は週刊誌が追及してウィーンへ逃亡したが、ほかはまあ、阪大総長と仲のいい某のようにうやむやのうちに退職していたり、植草のように冤罪を主張したり、無名だったりといろいろだが、まあ一般人は週刊誌が書かなければ知らずにいるだろう(知名度から言うと矢野もそれほどではなかった)。