東大万年講師魚返善雄の生涯

 こういう題の私家版の冊子が国会図書館にあった。魚返の郷里の日田で出されたものらしい。
(活字化のため削除)

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http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/
ボールペンがすらすら書けるのはいいことなのだが、宅急便の伝票を書く時に三枚目がすかすかになったりして困るのだが、あれはどうしたものか。私は引越しの時にヤマトにひどい目に遭わされてから日通を使っていて、これはネットから伝票をプリントできるので助かったのだが、春ごろ、にっくきJRと提携したと聞いてまたヤマトに戻した。
 もう、JR東日本で切符を買うだけでわしは悔し涙に暮れながら買うのである。JR東日本のない東京へ行きたい。

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高井戸図書館で、マイバッグを盗まれた。中味はカラだったし濡れていたが、僅かな隙になくなったのは、盗まれたとしか思えない。
 帰路コンビニへ寄ったら、コンビニ本『歴史人物意外な結末』とかいうのを見つけ、どうせ大したことは書いていないだろうと中を見たら、「仲間を密告してスパイになった間宮林蔵」という項目があり、またかとうんざりして読むと、シーボルトがオランダのスパイだったと書いてある。プロイセンじゃなかったかな。
 さらに、高橋景保が林蔵の恩師だなどと書いてあるが、林蔵は伊能忠敬に少し教わったことはあるが、景保は恩師ではない。また密告によって知人たちが林蔵から離れていったともあるが、もともと林蔵は蘭学者とのつきあいなど大してしていない。
 著者は河合敦とかいう高校教師のようだが、何を参考にしてこんな過去の妄説を書いたやら。しかも、薩摩藩に潜入してふすま張り師をしながら密偵をしたとか、それ、どの史料に書いてありますか河合さん。まさか吉村昭の小説を参考にしたんじゃないでしょうね・…。

小谷野敦