親水公園

 文化放送浜美枝さんの番組に出るので録音に行く。てっきり四谷だと思っていたら浜松町になっていた。ラジオ局だから、正面に入り口がなく、裏手へ回って階段を登って二階が入り口。クーデタが起きるとラジオ局が占拠されるからね。
 放送は6月7日午前。
 6時から新橋の第一ホテルで栗原さんの受賞式があるので、その時間埋めに、『童貞放浪記』のロケ地である王子の親水公園に行ってくる。いい雰囲気であった。王子は前に北とぴあへ行ったことがあるがこちらは初めて。
 新橋駅前で古書市をやっていたが、やはり目ぼしいものはネットで買っているから、掘り出しものはなし。『あまとりあ』とかが妙に多い。
 さて第一ホテル四階へ行くと、新曜社の渦岡さんがいた。記帳したのだが、どういうわけか、もう六時近いのに、準備中とかで会場へ入れない。喫煙所を探したら、反対側にあるにはあったが、私以外誰もおらず、この雰囲気は嫌だなあと思って、そのまま帰宅してしまう。だいたい暑くてへとへとである。
 ラッシュにぶつかり、へとへとのまま渋谷の啓文堂へ行き、芳賀先生がふざけたことを書いているといわれる「中公新書の森」と、「ナンパを科学する」を探すが見つからず、裏手の階段から帰ろうとしたところでこむら返りに襲われ、口に咥えていた缶コーヒーを階段に置いてしばし堪える。
 西原大輔君からまた詩集を送ってもらう。島田裕巳の『中沢新一批判…』を読んで、意外に中味が濃いと感じる。
 (独り言)渡辺淳一を批判したりバカにしたりすることは、とっくに陳腐な行為となっている、と気づいて欲しいのである。