「男女共同参画」の実態

http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/gallery/1019394221/-100
 ここに、こんなことが書いてあった。

89 :わたしはダリ?名無しさん?:02/05/03 20:25
>>88
角川書店から1997年に出版された『日本美術の見方』のあとがきで、
カミングアウト。「女性よりも男性の方が好き」という意味合いの事を
初めて告白(業界では、それ以前から噂があった)。
と同時に、この本を置きみやげに、美術史界から去る事も表明した。

よせばいいのに、その後千野香織氏が別の論文(内容はジェンダー)で、
論文の内容とは全く関係ないのに、この事に触れた為、
千野氏は「非常識」との批判を受けた。

 しかし戸田禎佑『日本美術の見方』のあとがきに書いてあるのは、猫たちが家族である、ということだけ。後者は未確認。
http://ricas.ioc.u-tokyo.ac.jp/pdf/nl001.pdf
 ここで自らカムアウトなさっているが…。離婚して結婚を迫ってきた女、って…。
 四方田『先生とわたし』に、駒場でアル中になってしまった二人として、由良君美と経済学者の早坂忠があげられている。由良は慶応出身、早坂は経済学者なのに英語教師にさせられたことが原因とされているように見える。死んだから言うのだが、早坂はしかし、実際は同性愛者であることを自覚し、そのため死ぬまで苦しんだのである。
 先日、アイスランドの新しい女性総理が、同性愛者であることを明らかにしたが、その点では、日本は後進国である。米国では、政治家はともかく、同性愛であることを明らかにしている学者はいるが、日本では聞いたことがない。まあ戸田先生がいたわけだが、それとて世間には知られていなかった。せいぜい清水晶子のように、同性の恋人も異性の恋人もいたことがある、と言うくらいである。まあ浅田彰もバイだと言っているが…。
 だいたい東大の国文科なんか、本郷でも駒場でも女を採用したことがない。『源氏物語』千年紀騒ぎの裏面はこれだよ。政府が「男女共同参画」なんて言っていても、大学の自治の建前で人事には口が出せないようだ。そのくせほかのことではやかましく口出しするくせにね。旧帝大の国文科で、女性の専任がいるのは北大と京大だけで、いずれも最近のことだ。何なら福島瑞穂なり、元大学教授で夫は元東大教授の猪口邦子なり、祖母が大文学者だった与謝野馨なりの国会議員が委員会で文科省の担当者に質問したって、いいではないか。国会議員の国会での発言は責任を問われないのだから、「大学の自治の侵害」にはならん。まあ議員の方々は、文学研究などどうでもいいのだろうが…。