長谷川先生の手紙

 長谷川三千子先生からお手紙をいただいた。先日のブログを御覧になったそうである。明日あたりお返事を書くつもりだが、驚いた事実がある。『諸君!』2006年1月号の、長谷川、八木秀次所功の鼎談で、八木は皇室の側室制度復活を唱えたというのだ。しかし活字面で見る限り、八木はそんなことは言っていない。長谷川先生の言も、お手紙にあるのと活字面とではやや開きがあるが、「側室制度復活が望ましいけれど現実的ではない」とのこと。しかし八木に関しては、長谷川先生のお手紙が正しければ、そこで語られたことと、活字になったものとがまったく違うということになる。しかも所は、二人の意見を聞いて「それを聞いて安心しました。私はお二人が側室制度を復活させよと主張するのではないかと思っていたので」と言っている(記憶による大意)。
 この鼎談は、次の号で所が、題名その他について異議を申し立てる投書をしたいわくつきのものだが、そんな、音声言語と書記言語の間に重大な乖離があるなら、編集部、および八木は釈明せねばなるまい。それとも八木はどこかでやっているのかな。