「篤姫」雑感

 そろそろ書かねばいけないのだが(え? そんなことはない?)
 まあちょっと宮崎あおいは、天璋院という感じではない。あの子が好きなのはロリコンでしかないだろう。
 高橋英樹は、『翔ぶが如く』では島津久光役、斉彬は加山雄三で、これがすばらしく、なるほどダテに若大将をやっていたわけではないんだなと思うくらい上手かった。
 しかし主役がダメなら脇役で固める大河ドラマだが、今回再び、老害の気味がある。島津忠剛は現時点で47、で翌年死ぬわけだが、長塚京三はもう67である。母お幸はまあ40くらいだろうが、樋口可南子は49。斉彬は44歳、五年後に死ぬのだが、高橋英樹は64である。ひどいのは阿部正弘で、34歳、あと数年で死去するが、草刈正雄は55である。没年齢を超えた俳優を使うのはやめてほしいのだが、しかしそうしているとこういう重鎮俳優の出番がなくなるから仕方ないのか。
 まあちょいと面白いのが小松帯刀で、篤姫に失恋して奮起し、薩摩藩を率いるという、その辺の展開が期待できる。小松が若くして死ななければ、西郷と大久保の悲劇はなかったかもしれないのだ。ところで小松と肝付兼太はどういう関係になるのだろう。
 しかし江守徹ファンの私としては登場が待たれる。