メルマガだけの人生

 横田由美子という人が最近続けて本を出している。『新潮45』に載った植草一秀に関するレポートも納得。
 ところで私はこの人には二度くらい会っている。最初は確か取材で、その後メールのやりとりがあって、なぜかパーティーに誘われた。
 どこだか忘れたが、まあ渋谷周辺の店で、のこのこ出かけたが、横田さん以外に知っている人はおらず、ちと難儀な集まりだった。上杉隆もいた。確か、田中真紀子が更迭されて、上杉が、今まで言ってきたことは正しかった、とされていた頃だから、2002年の春ごろか。
 その時、誰だか知らないが中年婦人と話をしていたら、その方、私を知らないのはいいとして、本など読まないという。ではテレビを観るのかと思ったらそれも観ないという。新聞も読まないらしく、「メルマガ出してくれなきゃ」と言うので、少々驚いた。メルマガだけ読んで生きているのか。ほかにもこの方、同性愛の話が出た時「まあ、病気なんだからかわいそうだけど」などと言ったりして、おいおい、と思い(同性愛は病気ではありません)、なんかなじめない集まりだった(まあ、私はあまり集まりには馴染めない人間だが)。結局このパーティー以後、横田さんとも音信不通になってしまった。いったいあの中年婦人は誰だったのだろう。

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中戸川吉二のことを調べようと思って『中戸川吉二三編』を探したら、古書でむやみと高値がついていたので困り、ヤフオクを見たらあったので千円で落札し、届いて満足であるが、その送ってくれた方が中戸川研究家のこの方であった。もしや、亀井秀雄先生門下・・・?
http://d.hatena.ne.jp/kozokotani/

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http://d.hatena.ne.jp/maonima/
大塚ひかりさんが久しぶりに炸裂していて楽しい。
 しかし、私もオバサンに対して言うことは言うのである。先日、近所の図書館へ行ったら、三つあるテーブルのうち一つを四人のオバサンが占拠して、何ごとか相談していた。他の二つのテーブルも一杯で、私は借りた本を見たかったので、おばさんのテーブルの脇に立った。目の前のオバサンが私に気づき、「あ、すいません、もう少しで終わりますから」か何か言ったが、私は「ここでそういうことをしないでください」と言った。四人とも、慌ててガタガタ立ち上がったが、私の口は止まらなかった。「ここは図書館の本を見るところです。どいてください」。四人は去った。
 むろん、オバサンだけではない。少年らを怒鳴りつけたこともあった。なおこれから、駒場図書館一階のコピー機で、借りたノートのコピーなどしている奴がいたら、追い払うからそのつもりでいろ。試験前になるとごそごそ大学へ出てきやがって、まるで春先の蟲だ。