Princess Tenko

 竹熊健太郎先生も次第に快方に向かっているようである。
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 しかしここに、二代目引田天功を継いだ時のプリンセス・テンコーの大脱出失敗について書いてあるのだが、むしろ二代目天功は、常に失敗していると言っても過言ではない。一度だけ、自動車で小屋に入って脱出するのに成功したが、船からの脱出にせよ、数年前の塔からの脱出にせよ失敗していて、どうもそれが芸風なのではないかと思われる。
 まあ、初代からして、命と引き換えのようなところのある大脱出だったが、二代目は、失敗して救出されるところが、男の保護欲をかきたてるという効果を持っており、もしかすると当初は本当に失敗だったかもしれないのだが、そのうち、効果を狙って失敗を演出しているのではないかと思われる節がなきにしもあらずである。
 渡米前の天功は、まあ普通にかわいい女の子だったのだが、帰国後は、四十過ぎの女盛りに、濃い化粧が妙に似合い、私はプリンセスのファンであるが、最近は見ていない。しかし、脱出に失敗して憔悴しているプリンセスの姿がまた特に美しいのも事実で、やはり、その辺を狙っての演出では、と思うのだが、どうであろうか。