谷崎研究者のたつみ都志先生の旧姓が富山であることは初期の論文から分かっていたのだが、父上は富山忠三という関西大学商学部教授だった方であると分かった。著書はなく、以下略歴である。
1902年1月2日 鹿児島市において仲吉の三男として生まれる。
1920年 鹿児島市立商業学校卒業。
1924年 関西大学専門部経済科卒業、スタンダード石油会社に入社、鹿児島出張所勤務、副所長・会計主任。
1929年 米国留学のため辞職。
1930年 米国パサディナ大学文学部社会学科卒。
1932年 米国サウスウェスタン大学商学部会計学科卒。
1933年 同大学院修士課程退学。
1937年 日本百貨店組合本部に就職、会計部長・調査部主任。
1941年 鹿児島実業学校教諭。
1942年 陸軍通訳としてマレーに派遣。
1945年 鹿児島経済専門学校教授。
1948年 関西大学専門部教授。
1950年 関西大学短期大学部教授。娘・都志生まれる。
1960年 関西大学商学部教授。
1971年 定年退任、名誉教授。
1986年 死去。