こんなことを言っている人がいたので『朝永振一郎著作集別巻2』で読んでみたのだが、大賀小四郎が出てくる。この中で大賀は外務省入りし、のち諏訪根自子とともに日本へ帰るのである。場所はライプツィヒ
 しかしこの程度で苦しい留学生活だと思うのかァ、という感想。日本人の友達はいるし、食事にも苦労していないし、音楽会へはよく行っているし。この程度で壮絶な苦労話だと思う院生がいたら、考え直したほうがいいぞ。苦労話なら吉村昭の『私の文学漂流』のほうがよっぽどすごい(でも妻はいる)