会社の名前が長くなる

 一時期、銀行の合併で、太陽神戸三井銀行とか、長い名前の銀行ができた。だいたい整理されたが、三菱東京UFJだけは長いまんま。こういうのは統合で長くなった例だが、近ごろは子会社を作ったり改名したりして長くなる出版社が多くて、何か不快感がある。角川学芸出版とか角川ホールディンググループとか、冨山房インターナショナルとか集英社インターナショナルとか、南雲堂フェニックスとか、PHPエディターズ・グループとか、改称したのや元の会社があるのとか、いろいろだが、これは、文献として書く時に面倒である。大学の場合、四天王寺国際仏教大学四天王寺大学になるとか、覚えやすいように短くする傾向があるのだが、この、出版社がやたらと長く、かつ片仮名をくっつけるのは何か亡国的でもある。福武書店ベネッセコーポレーションにしたのがそのはしりではあるまいか。なんで「右翼」とか「保守派」の人たちは「エディターズグループとは何ごとか、編集者集団とせよ!」とか言わないのだろう。