講談社文芸文庫

 里見とん『恋ごころ』という短編集が出たことを知った。
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2900572&x=B
 しかしこの「明治、大正、昭和の文芸界を悠々と生き抜いた「馬鹿正直」で」ってところ、私のとん伝の解説文そのままではないか。むろん、これだけの短文に著作権はないが、私にも中公にも一言の断りもなしにこういうことをするかね。
 しかも解説は丸谷才一。「恋ごころ」は丸谷の否定する私小説ではないのか。とっとと退場してもらいたい。他の収録作品は「縁談窶」「やぶれ太鼓」「妻を買う経験」「やぶれ太鼓」「大火」で、「妻」「大火」も私小説である。誰が編纂したか知らないが、実際には碌に里見など読んでいない丸谷が解説する意味はいずこにありや。武藤康史なら納得するが。

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今日は『童貞放浪記』上映館でのトークショー。なお神楽坂さんのブログに以下のごときコメントがついたと聞いた。

5 ■あのころの

小谷野くんとのひとコマが、映画のワンシーンになるなんて、不思議なものです。今日は大阪から見に来ました。私のような者が言うのもなんですが、神楽坂さん山本さんはじめ皆さんのこの作品への思いを知って、あのころを思い出してうっかり泣きそうになりました。
某登場人物のモデル 2009-08-08 03:53:51

 偽物くさい。夜中の4時に何やっているのだ。

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帰途書店で『ザ・テレビ欄』を見つけておおっと思い二冊買って帰ったが、全部載っているわけではなかった。残念。全テレビ欄データベースはないのか。